そろそろ恋しくて
ギリシャから帰ってきて1ヶ月。
途中ギリシャ料理店のオープニングレセプションにも行っているのですが、
(後日追記しますね。)
そろそろああいう物が恋しくなるころ。
でもうちの近所にはギリシャ料理屋さんはないのです。
非常に残念なことにないんだな。
ギリシャ料理の話はいろいろと聞くにつけ、
本当に興味深いことばかりで、
もっともっといろんなことが知りたいと思ってしまうのだけど、
それを伝えてくれる店には残念ながらまだ出会ってないなあ。
運命の出逢いはあるのかなあ。
と、そんなことを思いつつ、阿佐ヶ谷のイズミルへ。
だってなんか、料理自体がトルコとギリシャって近いし。
(実際にはだいぶ違うけど)
本当は家で食事の予定だったんですが、
片付けていたらダイニングテーブルいっぱいに物が乗っていたので(笑)。
いや、最後の片付けが私のワークスペースで、
細かい物を片付けようと要るモノ要らないモノをわけていたら、そんなことに。
それである意味仕方なく外食なのでした。
出も久しぶりのトルコ料理は嬉しいね。
トルコ料理ってカテゴリーを作っちゃったけど、
トルコ料理、ここ以外ほとんど行かないからどうなんだろうとか、思ったりして(笑)。
まあいいか、他に行くかも知れないし。
今日は土曜日と言うこともあって、お店を覗いたらいっぱい。
相方がスレイマンさんに「だめ?」とサインを送ったら、
ダメっぽい顔をしていたので、手を振って帰ろうとしたら、
エリフさんが怒って出てきた。
「なによー、入るの?入らないの?」
席、空いてたらしいです(笑)。
「スレイマンは暑くてぼーっとしてるから涼しいところにいる人に訊いて」
というのには笑っちゃったけど、
座ったのはまさにスレイマンさんが立っているケバブのローストマシンの前の席。
今日1日暑かったし、今日はこんなのがいいねってことで、
まずはエフェスから。軽くてさっぱり。
ちょっぴりメニューが変わって、品数が増えてました。
本日の煮込み料理なんて言うのがあったり。
最初にまずはメゼを頼んで。今日は小さいサイズで。
焼きたてのエキメキと一緒に。
手前から、フムス、パドルジャンエズメ、アジュルエズメ。
時々思うのだけど、こういう「ペーストもの」みたいな前菜ばかりを並べて、
ホームパーティーをしてみたいと思ったりする。
たとえばあとは、ギリシャ料理のザジキとか。
今度レシピ探して作ってみようかな。
ギリシャ料理の本は現地で買ってきたから作り方も判るんだけど、
トルコ料理の本はamazon当たりで探すとあるにはあるんだけど、
やっぱり現地で買う本が面白いなあと思う。
プライヴェートの旅行の時には必ず本屋さんに寄るくらい。
と、それはさておき次の料理。
相方が久しぶりに食べたいと言っていたイスケンデルケバブ。
これ、盛りつけが面白いでしょ。
このカレーライスっぽいヨーグルトとお肉やエキメキの盛りつけが正しい盛り方らしいです。
で、混ぜ混ぜっとして食べると。
初めてこの店に来てこの料理を食べたときに、
なんて多層的な料理なんだろうと思ったのを思い出す。
いろんなものが重なり合ってできる料理。平面的ではなく立体的な味わい。
目の前でケバブがちりちりと音を立てて焼けるのをみながら、
ラキの水割りを飲みつついただく。やっぱり美味。
初めて見たメニューを食べてみる。
仔羊のトマトソース煮だったかな。
お肉にトマトソースで被るけどまあいいかと思いつつ頼んだら、
全然違うタイプのお料理が出てきた。
なんていうんだろう、トマトソースは絡む程度で、少し唐辛子が入ってる。
小さめに切った仔羊と、野菜のバランスが絶妙。
特にピーマン。青いピーマンの使い方がいいんだな。
で、赤ピーマンもパプリカじゃなく、ピーマンなのがいい。
そういえばギリシャ料理でもピーマンの使い方に感心させられたんだったっけ。
食べるときはこんな風にオニオンの入ったごはんと一緒に。
タイ料理みたいに、スプーンとフォークで食べちゃったりして(笑)。
本日の煮込み料理って何?と訊いたら、
ほうれん草のトマト煮というので即頼む。
比較的細かく切られた、くたくたのほうれん草。
このくたくたな感じが良い感じ。
相方としばし、文化比較論的な話。
それは日本の野菜のテクスチャーとヨーロッパのそれについて。
余談ですが、私は英語の専門学校で翻訳実務を専攻したのが最終学歴なのだけど、
英語学科、と言うことにこだわったあまり、超苦手な数学が試験にない学校で、
行きたいと思える学校(または行けそうな学校)に巡り会えず、
専門学校に入ったんですね。
英文科だったらたくさんあったんだけど、当時の私はシェイクスピアに興味はなかったんだな。
でも今思うと、専門学校で習った授業で面白かったのは、
英語そのものよりも、比較文化とか日本語文章とかだったり。
でも例えば比較人類学とか今からどっか入って勉強したら、
各国料理の根っこの部分が判るとも思えず。各国料理の教室を渡り歩くしかないのかしら。
と、そんな話はさておき、野菜の堅さについて。
私たちの見解は大体当たっていました。
乾燥していることもあるのだけれど、野菜はまずフレッシュなうちは生で食べ、
根菜のような傷みにくい物は少し食感が残るようにし、
葉物のような傷みやすいものはくたくたにすることが多いそう。
例外は茄子だけで、これは必ず焼いて食べる、ということでした。
美味しいところからまず生で食べていって、最後は全部をくたくたに。
食べ物を無駄にせず美味しく味わうための知恵だよね。
最後に、飲んでいたラキに合わせて出してくれたおつまみ。
左はリゾに人参とねぎがはいったもので、人参やねぎは食感が残るような火の通し具合。
お米はおかゆのように炊いたのか、花が咲いていました。
それを冷やしていただく。サラダともちょっと違うお米の料理。
右はフェタ。ギリシャの物に比べると塩が浅いですね。
ちなみにフェタ、来年からギリシャ産の物以外はフェタと呼べなくなる、と言う話、書きましたっけ?
来年からは他の国の物は、おそらく「フェタタイプ」という感じになるんでしょうね。
もちろんフェタの大輸出国であるデンマークあたりは大反対。
でも実際に食べ比べるとギリシャの物は格段に美味しいんですよね。
そしてまた比較文化的な話を相方と。
ギリシャのフェタは、羊のミルクでできている物が本来の物なのだけど、
最近は牛乳製が多いのですね。
クレタ島とかに行くと判るのだけど、平地も海もあるけれど、
すごく急峻な山もあったりして、野生の山羊なんかもフツーにいるところが多い。
草もあまり生えないような斜面でも生活できるのは羊や山羊。
だからなのか、島のチーズには羊や山羊の物が多いですよね。
広々と放牧できる場所がないと牛は飼いにくい、ということなのだろうね。
狭い牛舎で飼うような日本とはちょっと事情が違うのです。
と、そんなことを話ながらおつまみをいただきつつラキを飲んで、帰ろうとしたら、
エリフさんが、
「もう帰るの?チャイは?」
というので、チャイをいただく。
自分、カフェインだめなので、半分飲んで相方に。
でも、チャイの器は大好きで、うちにも何組かあります。
見つけるとつい買ってしまうのは悪い癖。
自分はほとんど飲めないので、麦茶でも入れて気分を出しますかね(笑)。
何はともあれ大満足な夜。
明日で掃除もちゃんと終わりそうだし、人を迎えることもできそう。
来週からちょっぴり忙しくなります。
考えなくちゃ行けないこともたくさんあるし、
行かなくちゃ行けないところもたくさんある。
頑張っていきましょう。
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