2007年11月25日 (日)

馴染みの人も、ご近所さんも

いつも行っているお店のシェフとか、スタッフが独立して、
新しいお店を作るのはとても嬉しいことで、
そういうレセプションに行くたびになんだか感慨深い物があるのだけれど、
今日もそんな1日でした。

今日は荻窪にある「ブラン・ド・ミュゲ」でつい最近までシェフを務めていた、
ロロさんの新しいお店のオープニングレセプションでした。
店の名前は「マルシェ・ロロ
場所は石神井公園の商店街の中で、お隣のビルはスーパー。

比較的早い時間に行ったのだけれど、
すでにお客さんが一杯。
知った顔、知らない人、いろんな人がたくさん。

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外国人はやっぱり立ってて、日本人は座っちゃうんだよね。
それもまた面白いところ。

立食のオードブルには付きもののオリーブ。

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大勢のお客さんの接客とグラス洗いに、
スタッフやヘルプの人も大忙し。

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美味しそうなカナッペが並べられて出てきます。

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どれも美味しかったけれど、
個人的には豚足を使ったものが好みでした。コラーゲンたっぷり。
(右から二番目のもの)

ミュゲにいた頃からお世話になっていた、
ムッシュソレイユとは今後もおつきあいが続くようで、
ソレイユからおめでとうのメッセージ入りのカンパーニュが届いていました。

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夕方になってやってきたオーナーともお会いしてお話ししたんですけど、
すごく若いのでびっくりしちゃいました。
今度、機会のあるときにオーダー入れますね>オーナー。
大量に持っていく機会が今度ありそうなので。

白身魚の軽いマリネ。

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柚子を使っているらしく、香りがちょっとジャポネーゼ。
でもすごく繊細で美味しいお料理。
器は、彼がカナダにいた頃に手に入れたのかなあ。
こういうのはパーティーの時に役に立つだろうなあとか思ったり。
いや、家で使うには大きすぎますが(笑)。

気が付いたら外には馴染みのお客さんが溢れ、
ご近所さんも気になるのか、みんな覗いていきます。

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お客さんからのお祝いのお花もたくさん!

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メニューは、上のお店のリンクでも見られるんですけど、
すごくお手頃価格なのです。

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パティシエのルイックさん。
美味しいデセールが食べられる日が楽しみになってきます。

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そしてなんと、中村誠一さんのサプライズライブまで!

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素晴らしい演奏にみんなうっとり。
ラ・マルセイエーズも吹いてくれたんですけど、
うろ覚えで間違えたりしちゃったのはご愛敬(笑)。

お店が建築中によく来ていたという馴染みのお客さんが、
愛犬を連れてやってくる。

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名前は千子ちゃん。雑種の可愛い子ちゃん。
看板犬になりそうな感じです。

テラス席ならペット連れもokなので、
温かくなったらペット連れの方で賑わいそうです。

途中から、お客さんがプレゼントしてくれたクリスマスツリーを飾ったり、
お客さん自ら、近所の人にショップカードを配って、
ご近所さんをオープニングレセプションにどんどん参加させちゃったりと、
本当にお客さんに愛されているのだなあと感じました。
きっと地元の人にも、すぐに愛される店になるよ。
だって、近所にないんだもの。フレンチ。

今度はしっかりコースを食べに行くね。
ロロさん、ミミさん、開店おめでとう!

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2007年10月26日 (金)

世界に出て行くために

今日は新しくできた「Sake Bistro W」のレセプションへ。
夢酒の系列店です。

場所は、霞が関ビルの真ん前に当たるので、
飲食店の少ないあの当たりにとっては絶好の場所。
タクシーで行ったのだけど、ビルの一番良い場所とも言える、
通りに面した角に、日本初の「デリリウム・カフェ」があって、
そこが半分くらい、外国人の立ち飲みと行列で一杯になっているのがすごく目立つ。
Wはその奥の、ちょっと静かな位置にある。

まずは、と、スパークリングをオーダー。
オープンすぐと言うこともあって、モエ・エ・シャンドンが協賛で入っているらしく、
モエのワインリストが別にある。
その中からグリーンポイントのロゼをグラスで。

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お通しは、四角豆のおひたしと鮑の燻製。
重ね使いのこういう器、流行ってますねえ。
スパークリングのグラスはオリジナルなのだけど、これ、かわいいね。

メニューの中から適当に見繕って。
まずはゴーヤチップスと、蓮根炒め。

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お酒をグレイス甲州に切り替えて、ちょっと違ったものを食べてみようと。

飯蛸のトマト煮。

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今まで出さなかった洋風のメニューも、
ビストロ、とうたうだけあって、いろいろと並んでいます。

メニューの中で目を惹いたので頼んだ、
合鴨のロースト 山椒風味。

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照り焼きっぽいソースに山椒が効いたソース。
ここでちょっと清酒を挟もうかということで、1杯頼む。

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ワイングラスで出てきた。

一口含んで、森さんの「野望」が判ってしまった。

森さんは、霞が関の外国人に清酒や焼酎に親しんでもらいたいと考えているし、
日本人には日本のワインを飲んで欲しいと考えている。
つまり、和酒全般になるわけだけれど、
それを分け隔てなく飲める店造りを目指しているのだ。
日本から世界へ。そんな店。

厚焼き卵が出てくる。ちょっと焦げ気味。

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でもほんのりとした甘さが、意外にワインにも合ってしまう。

季節野菜のテリーヌだったかな?

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RYORI GENTENのそれとよく似ている感じ。

お勧め、と言うことで出てきた鯨の竜田揚げ。

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なんていうのかな、南蛮漬けみたいな感じのお酢を使った地に漬かっている。
さらっと酸味のあるものを食べさせる感じ。

ワインに合わせて、と、元旬海の井口さん(この店にいるのですよー)に、お願いすると、

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蓮根と海老のすり身の挟み揚げっぽい感じの物が出てくる。
悪くないチョイス。

お相手は奥出雲葡萄園のシャルドネ。

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海老とシャルドネは出合いだからね。しっかり勉強してる。


食後感としては、
森さんの野望に料理がついて行っていない、と言うことだろうか。
スタッフが、森さんが考えていることをどこまで理解しているか。
そこがすごく気になるところだなと思ったりする。
今のレベルだと、こぎれいな居酒屋さんで終わってしまう。
そうではなく、好きな酒を選んで、それに合いそうな料理を選び、
日本の酒を楽しむ空間にはならないと思うのだ。
頑張れ、料理人。森さんが考えている料理はもっとずっと先にあると思う。
例えば、ホワイトフォックスとかの料理みたいなのは参考になると思うし。
どんどん勉強して、どんどん良い料理を産み出して、
持っている良いお酒を生かしていって欲しいと思う。

場所が近かったこともあって、なんとなくあの人の顔を思い出す。
ちょっと車に乗って、寄ってみることにする。

誰かと言えば小久保くん。

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この人の顔を見るとほっとする。

それと同時に、選ぶのに迷うほどある焼酎や清酒、
小さな字でびっしりと書かれたメニューは、
いい大箱の居酒屋の見本みたいな店だなと思うのだ。

お通しは白魚のお刺身。

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なんだったかな、奥が蕪の和えもので、
手前はおなじみ、コラーゲンの王様。

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これは確か鯨のコロッケ。こんな食べ方も良いね。

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なんとなく、栃尾の油揚げの焼いたの。

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佐藤の前割りとか飲んで、なんとなくほっこり。
本当に、こういう店が近所にないのが惜しいというか。
同じ風神亭出身の、あるいは風神亭系列の店はあるけれど、
どこも何かが足りない中で、
彼の店だけはそれこそ、風神亭の「4つの大切」こそないものの、
間違いのないメニューがたくさん並び、間違いのない酒が並ぶ。
これは彼の努力のたまものだよなあとつくづく思う。


Wと比べたときに、やっぱり酒と料理のバランスというのは、
大事なんだなとすごく思う。
バランスが悪いと、なんとなく居心地が悪くなってしまうのだ。

とびきり旨い酒を出すのなら、
その旨い酒を引き立てる旨い料理を。

それがなんなのかをこれから考えて行かなくちゃいけないんだろうな。

そんなことを考えながら、ほろ酔い気分で帰った夜でした。

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2006年10月 6日 (金)

台風にもめげず

目が覚めるとすごい雨と風。
久しぶりに来た大きな台風。
でも電車も動いているからオフィスに出かける。
今日もやることいっぱいあるし。

夕方まで一仕事終えて、台風ですごい強風の中を丸ノ内へ。
レインコートや傘も役に立たないような雨の中、
お店を探してぐるりと歩く。

西麻布にあった、グットドール・クラッティーニが、
丸ノ内に移転。そのオープニングレセプションです。
丸ビルのすぐ近くなのだけど、ちょっとわかりにくい場所にあるというのも、
ロケーション的にいいなあと思ったりしました。

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すごい台風でお天気が悪くても、パーティーは盛況。
プレスの人はかなり早めの時間から来ていたようなので、
私がついたのは少し落ち着いた頃。
それでも某料理誌の編集さんと会ったりとか。

ここに来たら会えるかなと思っていた人と意外と会えなかったり、
いつもこういう場所で見かける方もこのお天気だからか来ていなかったり、
なんとなく、一般誌やファッション系の人が多かった感じでしたが、
何しろお料理が美味しかった。

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まずはシャンパーニュで前菜。
イカやたこのマリネ、白身魚でリゾを巻いた物、
たぶんかんぱちかシマアジのマリネ、
あと、パテが出てたのでそれを。

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パスタ。左から、トリッパのペンネ、
パスタの種類はよくわからないんだけど、
平たくのばしたフレスカのパスタをくるくる巻いて、
ペンネと同じくらいの大きさに切ったものを、
生のポルチーニのソースで。
手前はサツマイモとニョッキをゴルゴンゾーラのソースで。
ニョッキだけじゃなくてお芋がそのまま入っているのも楽しい。

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メインとちょっとだけ前菜。
手前のが前菜で、インカのめざめと鴨肉の前菜。
右奥がエピスたっぷりの豚のロースト、
左側が鴨肉のソテー。これはグリーンペッパーか山椒だと思うんだけど、
ぴりっと辛みが効いていて蜂蜜の甘みがいい感じ。
何しろ豚旨すぎ。香りがすごくいいのです。
濃厚な果実味たっぷりの南の赤が飲みたくなる料理。

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ちょうどからすみとアサリのスパゲッティが出たので、
それと牛肉のタリアータ、そしてまだ食べたくて豚(笑)。
タリアータはバルサミコ風味。

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後になってそろっと出てきた自家製のハムにかぶのピクルス添え。
最近自家製のハム作るところって増えてますよね。
なんでなんだろ。

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これはオレキエッテでいろんなきのことアンチョビのソース。
ほかにも牛頬肉のソースのリガトーニなんかも出てたりして、
ワインも進んでしまいます。

マネージャーの森田さんの話では、
ワインはフランスが中心になるかも、とのことでした。
でも、やっぱり南の料理に南のワイン、って感じかな。
そういうものが食べたいときはここに来ればいいって気がするくらい。
夜はアラカルトが中心になるそうで、
コースは始めてきた人向けに用意する程度のようです。

最後に倉谷シェフにご挨拶をして帰る。
忙しそうに大きな豚肉に焼き目をつけておりました。
ともかく美味しかったので、またゆっくり食事に来たいなあ。

思うに、最近のイタリアンって、
ごつっと塩をきかせたメリハリ系でも、
上品にまとめてくる感じでもなく、
倉谷さんをはじめとした、
ソースや塩加減、スパイスの使い方のバランスを、
うまーく取っていながら、どこかが出っ張ってるみたいな、
そんな雰囲気のお店が増えた気がするのは私だけかな?
なんていうんだろう、シュガービーズみたいな感じ。
(余計判らないって(笑))
丸いんだけどいい意味ででこぼこしてるところがある感じ。
それがいいアクセントになっていてすごく楽しいし食べ飽きないのね。

ということで、倉谷シェフ、森田さん、ごちそうさまでした。
またゆっくりごはん食べに行きますね。

クラッティーニのサイトはこちら。

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