急なお誘いで、静岡県東京事務所の試食会へ。
12/18に行われる静岡県フードフェスティバルにちなみ、
飲食店4店舗で静岡県の食材が使われた料理が提供されるとのこと。
今日はその試食会です。
場所は銀座kansei。
ランチタイムに集まったのは、
静岡県東京事務所の方を含め8人。
静岡県の新聞社の方や、農業系の新聞の方に混じり、
お世話になったことのある編集部の編集長だったり、
以前偶然お会いしたことのあるライターさんだったりと、
比較的こぢんまりとした集まりだったので、
リラックスした雰囲気での食事会になりました。
最初に出てきたのは、
富士山麗湧水の養殖マスのマリネ山芋添え

なんて言うんでしょう、マスとはいうものの、
ヒメマスみたいな赤みのある身で、
綺麗な水で育ちました、いいえさ食べてます、って感じの、
とても綺麗な味の魚。
それに山芋やパプリカの優しい味が加わります。
一口でぱくっと行けちゃうんですが、繊細で美味。
食べてから、次の料理が出るまでに、
坂田シェフがメインの牛肉を見せてくれました。

サシがしっかりはいったA4クラスのお肉だそうですが、
しっかりサシが入っているのにさっぱりしていてびっくりした、
と坂田シェフ。
普段はいわて短角和牛をメインで使っているだけに、
サシの入ったお肉はあまり扱うことがないと思うのですが、
(というか、イタリアンやフレンチは短角和牛を使うところが多いですね)
もっと脂がこってりしているかと思ったらそうではない、と。
ちょっと興味をそそられます。

2品目はこのお店のスペシャリテでもある、
トマトのパルフェを使った1品。
トマトと新鮮な野菜のパルフェ キャビア添え。
静岡産の高糖度トマトを使ったものです。
今日の品種は「あめーら」という品種だそうですが、
もっといろいろな品種があるとの話を聞きました。
実際にトマト農家を実家が営んでいる方もいらっしゃって、
「まだまだこれだと甘みが足りないからいまいちだなあ」とおっしゃってました。
フルーツトマトの旬でもある時期なので、
これからの時期品種を変えながら作っていくんでしょうね。
次にスープ。
静岡産・さくら海老のスープ仕立て。

カプチーノ仕立ての泡の下には、

たっぷりの桜海老。
桜海老というと、春の物というイメージがあると思うんですが、
実は秋も漁期があって、12月はぎりぎり捕れるシーズンなんだそうです。
以前に春と秋では味が全く違うという話を伺いましたが、
(確か秋漁のほうが甘みが強かったのかなあ。ちょっと調べてみますが)
その桜海老がたっぷり楽しめるスープ。
ビスクほど濃厚でなく、さっぱりしている分、
いくらでも入っちゃいそうな気がしますが、
たっぷり桜海老が入っているだけに結構1皿で満足しちゃいます。
知り合いのライターさんは「バケツいっぱい飲みたい」と言ってました(笑)。

お魚料理に使うのは伊勢海老。
今日届いたばかりの伊勢海老を見せてくださいました。
皆さんに見せている間、ばっちばっちと動いていたんですが、
カメラを向けたとたん、ぴたっと止まったりしたので、
「お、カメラ目線か?」とか笑われていましたが、
坂田さん曰く、状態が全く築地で仕入れる物と違うそうで、
こんないい物なかなか来ない、という話でした。
やっぱり網元から直接送られてくるってすごいのね。

次にもう一品、温かい前菜。
静岡産・原木椎茸とフォアグラのテリーヌ伊豆・天城山のわさび添え。
椎茸とわさびとフォアグラ。
この組み合わせはすごく意外な気がするんですが、
すごく合うことにまずびっくり。
椎茸の下にフォアグラが敷いてあって、
ブイヨンで軽く煮た肉厚の椎茸をのせて、
上に天城のわさびをちょっと。
そこにポートワイン風味のコンソメのジュレがそっとかけられた物。
つなぎ目はポートワインかなあ。
あの香りが椎茸とフォアグラを上手くつないでくれている気がします。
それで、先ほど見せていただいた伊勢海老登場。

ここはいわば王道のソースアメリケーヌで。
人参のピュレが添えられています。
実際に食べてみて、ほかで食べた伊勢海老に比べたら、
遙かに身がふっくらとしていて、でもしっかりしまった感じ。
ソースも味噌もすごく濃厚で美味しいです。
また、添えられている2種類の人参のピュレもいい口変わり。
最後に静岡牛のステーキ。

坂田さんが言っていたとおり、
あれだけサシが入っていてもくどさがないというか。
普通だと、一切れ食べたら結構ごつっと食べた感じがあるのに、
ぺろっと食べられちゃう感じなんですよ。
気になったのは餌。何を食べているのかとか、すごく気になりました。
さくさくとした歯ごたえもいいし、
久しぶりに育てているところが見たくなりました(笑)。
餌はさすがに教えてくれないでしょうけれど、
たくさん食べられる霜降り和牛という感じかなあ。
でもそれは全然悪い意味ではなくて、
肉の味自体がとても綺麗で、香りもいいんですよね。
あー、書いていたらまた食べたくなって来ちゃった。
と、それはさておき、
食事はここで終わり。

最後にデザートで、アーモンドのブランマンジェ。
たっぷりのアーモンドを使った香りのいいもの。

ハーブティーを飲みながら少しお話をしていると、
最後のプチフール代わりに小さなクッキー。
こんな遊び心もこのお店の素敵なところ。
実は次の仕事が待っていて、時間がおしていたので、
ご挨拶もそこそこに失礼をして、
とりあえず移動。
仕事を済ませて今日2つめの試食会(?)へ。
夜7時に主任と恵比寿で落ち合い、向かったのは、
恵比寿にある「和韓ダイニング 伍」というお店。
ウェブサイトもありますよ。
http://www.wkn-dining5.com/index.html
お店で直接待ち合わせだったんですが、
最初に、これはきついかも、と思ったのは、
3階まで階段で上る、ということ。
これは3階までお客を上らせる努力をしなければ行けないと言うことですから、
案外大変なことなのです。
久しぶりに落ち合ったのは某広告会社の方。
一度こちらの食事を食べてみてくれないかと誘われていたのが、
今日のランチと重なったわけで。超ハイカロリーな1日です。
お店の内装はかなり凝った感じで、
陰陽というといころをインテリアにも取り入れ、
オープンな感じのテーブル席やカウンターの拡がるスペースと、
個室中心のスペースがあるんですが、
個室はカップルばかりかと思いきや、女性の二人連れが多い。
女の子同士の内緒話に使う感じかなと思ったりして。

最初、トレージョのカヴァを飲みながら、
お通しの生湯葉の小鉢を。
コチュジャンで味がつけてあります。
カウンターにライトが入っているので写真が見にくいのはご勘弁を。
お料理はお勧めのものを選んでもらうことにして、
いくつか見繕ってもらいました。

まず、お店の名物の、五色のシーザーサラダ半熟卵添え。
キムチ、チーズ、サツマイモ、ひじき、あとひとつはなんだったかな。
韓国料理の「五色」ということにこだわって、5種類の食材を入れた、
オリジナルのシーザーサラダ。
盛りつけもスタイリッシュで工夫されているなと言う感じ。

箸袋が箸置きになるデザインの物で、
これがかわいかったりして。
こういうところにすごく凝っている気がします。

海鮮チヂミ。
粉の配合がちょっと韓国料理のそれとは違っている気がします。
韓国料理より和食の方を向いている感じが伝わってきます。

最近主任はユッケにこだわっているらしいので、ユッケ。
山牛蒡と一緒にサンチュで巻いて食べるようになっています。

チーズブルダック、という、
ソウルの若者に人気のあるボリュームのあるメニュー。
コチュジャンで味付けされた鶏肉にとろけるチーズ。
ここだけすっごくある意味ジャンクでごつっと韓国なんですね。
美味しいけど、お店のコンセプトに沿っているかというと、
私はちょっと違っているかなあと思ったり。

それで、メインに名物のお鍋。
「伍」旨辛薬膳 火鍋 というもの。
なんと、ダイニングバーでワゴンサービスなのですよ。
今、ワゴンサービスをする店って珍しいですよね。
ホテルくらいだと思うけれど、やってくれちゃう。

こんな感じで、ワゴンの上のお鍋にスープを入れ、
食べられる状態まで作ってくれます。

これは鍋の具材。
お鍋で豚しゃぶをする感じです。

唐辛子がたっぷり入っているので、
相当辛そうではあります。

取り分けるのもお店の方がしてくれるのです。
これは女の子のお客さんが多いの、判るなあ。
ホールスタッフは格好のいい子ばかりでしたから(笑)。
それで、豚しゃぶをするんですけど、
想像しているよりも辛さはなく、
様々な香辛料や調味料が使われた、
すごくいい味のスープ。
このスープは作るの、ものすごく苦労されたと思います。
それくらい美味しいスープなんですよ。
ちゃんと「和韓」という言葉の当てはまるスープ。
これは名物って、はっきり言えるものだなあと思うし、
この店でないと食べられないと思います。

できあがった鍋。野菜もたっぷりです。
スープの絡んだ野菜がまた美味しいのだな。

で、最後に残ったスープで海老麺を。
この麺がまたすごく香りが良くて美味しい麺で、
スープにもぴったりなのですね。
いや、これはヘルシーな感じだし、食べ応えもちゃんとあるし、
すごくいいなと思いましたね。
ワゴンサービスを取り入れているところもいいと思ったし。
いろんな意味でたくさんの問題を抱えているのだろうなと、
お店のメニューを見ただけではっきり判るのですが、
ちょっと工夫をして、名物を作っていけば、
本当にいいお店になるだろうと思いました。
これだけのお鍋のスープが作れる料理人さんがいる店ですから、
もっといろいろな料理が作れるんじゃないかなと思いますね。
是非寒いうちに食べて欲しい鍋の一つだなあ。
女の子は好きだと思いますよ、こういうの。
繊細で品のいい味で、しっかりバランスよく食べられますから。
その後、ご一緒していたTさんが、
「もう一軒行きましょうか」というので、
じゃあ、とすぐ近所にあるタパチョスに。

お通しに牛肉のたたき、かな?

スペインの赤ワインをデュラレックスのグラスで。
バルだけど、料理はフレンチっぽい。
そこでワイワイとやりながら、いろんな話をする。

ソパ・デ・アホを頼んだら、ガラスのコーヒーカップで出てきた。
この辺もちょっとおしゃれっぽい。

そしてタパチョス名物の「タパチョス」。
タパスとピンチョスの間みたいな、
タパスをいろいろピンチョにしちゃったみたいなもの。
結構迫力がありますが、食べにくいってことはないのです。
一つずつ外せばいいってだけなので(笑)。
今日のところはここでお開き。
また後日Tさんとはお仕事で会えるでしょうし。
1日中食べっぱなしだったけど、
感動したり、考えることがいっぱいの、収穫の多い1日でした。
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