いやね、何が修羅場かっていいますとね、
先週さぼっちゃったばかりに、片付けが終わっておりませんで、
なのに、9月半ばに自宅でロケ、という予定だと思っていたら、
それは原稿の締めきりだったらしく、
8月初旬の予定だったらしいのですよ。
で、今月中にロケハンがてら、
明日わが家を見に来ると言うことになりまして、
そりゃもうてんやわんやの大騒ぎ。
どこまで片付けられるかってのもありますが、
ダンボール10個、ビニール袋2個の中身は、
捨てる物と必要な物まぜまぜ。
それは私が足を怪我した上に体調を崩し、
自分のデスク周りの引っ越し作業ができなかったからです_| ̄|○
自分が悪いというか、自業自得というか。
で、1日中朝から気合い入れて、
ダンボールを開けて、
「要るモノ入れ」と、「ゴミ袋」に分けていくわけです。
入るモノ入れに残ったのはダンボール7箱くらいなのだけど、
相方の物もあったので、片付けきれず、
結局自分の分の中でも生活に必要なものを優先して片付け。
気がつけばかなり良い時間になっていて、
何故か相方が
「サルヴァトーレでピッツァ取ろうよ」という。
いいです。もうごはんなんか作れません。
作ってくれとも言いません。ごめんなさい。
ということでサルヴァトーレにデリバリーをお願いして、
片付けを続行しつつ到着を待つこと1時間ほど。
テーブルの半分をあけて、ピッツァを並べて、
サラダを器に移して、お肉を出して。

今日はサンタルチアとカラブレーゼ。
それと田舎風サラダ。

相方たっての希望で、豚肉とジャガイモのローストローズマリー風味。

皮付きの豚でした。いいねいいね。
そして片付け中の修羅場でもやっぱり飲んじゃうんだな。
届いたばかりで落ち着いていないだろうと思いつつも、
開けてしまったKURISAWA BLANC

北海道の岩見沢市、栗沢町にある葡萄畑のワイン。
まだワイナリーはないので、ココファームワイナリーで醸造と瓶詰めを行ったようです。
実はこの葡萄畑の主は、
私の古くからの友だちといいますか、
とあるメーリングリストで出会ったワイン仲間です。
出会った当時、私はソムリエになることを夢見る派遣社員で、
彼は北海道で農業で暮らしていくことを心に決めていた有名企業のサラリーマンでした。
私は程なくして派遣社員をやめ、イタリアンレストランに就職し、
彼もほぼ同時期に北海道に居を構えました。
最初に携わった農業がワイナリーでの葡萄作り。
彼が言うには「農業をやりたかったけれど、それがたまたま葡萄だっただけ」なのだそうです。
彼が大きなワイナリーの試験場にいた頃もよく知っていれば、
向かいの斜面に畑を切り開き、
札幌からほど近い場所にあるブティックワイナリーができるまでのいきさつも、
私は、飲食店を辞めて勤めていた、
ワインコンサルティング会社でかかわっていたのでよく知っているのですが、
彼らが農家として独立し、葡萄畑を切りひらいた土地は、
決して葡萄栽培にとって条件の良い土地ではないと、
そのブティックワイナリーのオーナーから聞いていました。
その間、私も病気をしていたりして交流が途絶えていたこともあり、
どうしているだろうなと思ったりはしていましたが、
たまに元の上司に会ったときに話を聞くくらい。
ビオにこだわっている、と言うことだけは耳にしていました。
そして初めてリリースされるワインのDMが届いたとき、
ああ、やっとワインになったんだ、と思いました。
今やすっかり有名になってしまった、
山梨県、津金町のボー・ペイサージュの畑で、
苗植え会が行われた日だったか、何かのイベントの日に、
彼は連れ合いさんと葡萄畑に佇み、
何かを考えているように見えました。
ただそこに佇み、でも何かを見据えているような。
今思うと、あの時彼が考え、見据えていたのは、
このワインを産み出す畑や葡萄のことだったのかも知れません。
ケースでお願いするほどちょっと余裕がなかったりしたので、
(金銭的にも、セラーの空きも)
6本オーダーして、程なく届き、
うちの相方は感慨深げにラベルを眺め、
1本を早速取り出して冷蔵庫に入れました。
どんなワイナリーでも、ファーストヴィンテージのワインを手にするのは、
とても感慨深いものだなと思います。
友だちとなれば、なおさらのことです。
冷蔵庫でしっかり冷やしたけれど、
もっと冷やした方が良かったみたいで、ワインクーラーへ。
当然だけれど、まだまだフレッシュで若い。
ガスっぽい感じが残る舌触りに、
リンゴやカリンのような香り。とても綺麗な造りです。
プレスが強いのかな。それともピノグリのポリフェノールのせいなのか、
若干の苦みと渋みが感じられます。
あと3ヶ月くらいしてから飲むとだいぶイメージが変わってくるんじゃないのかなあと思う。
良いワインだと思います。土地の条件が悪いとは思えません。
むしろ土がやわらかそうで、比較的平らな土地に植わっているようなイメージ。
これから単一品種もありそうな気がするので、期待も膨らみます。
彼の畑は、まだ足を踏み入れていません。
北海道にもご無沙汰しています。
みんなどうしているだろうな。
だけれど、北海道のワイン事情は確実に変わりつつあるようで、
次々にブティックワイナリーが生まれ、
そのコンサルティングに私の元上司は大わらわの模様です。
彼が東京の専門学校で教鞭を執ったときの教え子たちの中にも、
北海道のワイナリーに就職した人がいるようです。
もともと、海外のワイン評論家や栽培コンサルタントからも、
注目されていた北海道。
もっともっと、良いワインを造る造り手が増えて欲しいなと思います。
かつて、北海道にフェルミエがたくさんできたように、
ワイナリーもできているのなら。
醸造家不足は深刻なようですが、
日本の中では「適地」と言われる北海道。頑張って欲しいです。
中澤くん、それから奥さん。ファーストヴィンテージ、美味しかった。
残り、大切に飲むからね。
慌ただしくていろんなことに追われていた日だったけれど、
気持ちの和らいだ夜でした。
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